タオルの生産シェアで日本一を誇るのが愛媛県です。その中心を担うのが、人口14万人ほどの一地方都市、今治市。国産タオルの実に6割前後が、ここで作られています。しかも今治は1960年代からずっとこの座を守り続けている"殿堂入り"の産地です。今治・泉州(大阪府)・おぼろ(三重県)と並ぶ「日本三大タオル産地」の中でも、今治は織機の生産能力で全国の過半を占める、圧倒的な存在感を誇ります。 なぜ、これほど小さなまちがタオル生産で独占的な地位を築けたのか。歴史を紐解くと、大阪でたまたま出会った一枚のタオルに人生を懸けた ...