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【都道府県ランキング】ちくわ年間支出額、日本一は鳥取県。全国平均の2倍超を食べる理由

2026年8月10日

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【都道府県ランキング】ちくわ年間支出額、日本一は鳥取県。全国平均の2倍超を食べる理由

ちくわの年間支出額で日本一に輝いているのは、鳥取県です。

総務省統計局「家計調査」によると、鳥取県(鳥取市)の1世帯あたりのちくわへの年間支出額は約3,668円(2023〜2025年平均)で、全国平均を大きく上回り、長年にわたって1位の座を維持し続けています。都道府県別の消費量で見ても、鳥取県は全国平均の1人あたり約22本に対して約65本と、実に3倍近くちくわを食べている計算になります。

なぜ鳥取県はここまでちくわを愛しているのでしょうか。
その理由を、県内トップの自治体や地元ならではの食文化まで掘り下げてみましょう。

鳥取県がちくわ年間支出額日本一。全国平均の2倍超という圧倒的な数字

総務省統計局「家計調査」の都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキングによると、鳥取市は二人以上の世帯におけるちくわへの年間支出額で全国トップを記録しています。
他の調査年でも3,600円台後半から3,700円台という水準で推移しており、2位以下の徳島市・松山市などを引き離して不動の1位を保っている点が特徴です。

一般的なちくわは、家庭の食卓に並ぶ定番の練り物というイメージが強い食品ですが、鳥取県ではおでんや煮物の具材としてだけでなく、そのままおやつやおつまみとして食べる習慣も根づいています。この消費量の多さを支えているのが、次に紹介する鳥取県ならではの独自のちくわ文化です。

県内トップは鳥取市。江戸時代から続く「とうふちくわ」文化

鳥取県内でちくわの消費・支出をけん引しているのは、県庁所在地である鳥取市です。その背景にあるのが、鳥取市を中心とした県中・東部地域に伝わる郷土食「とうふちくわ」の存在です。

とうふちくわの歴史は江戸時代までさかのぼります。
当時の鳥取は漁港の開発が遅れていたため魚は貴重品で、一方で山村の多い鳥取では大豆の栽培が盛んで豆腐の消費が多かったとされています。鳥取藩主・池田光仲公が藩の財政難を背景に「魚の代わりに豆腐を食べるように」と庶民に質素な食生活を推奨したことがきっかけとなり、魚のすり身の代わりに豆腐を使った「とうふちくわ」が誕生したといわれています。

一般的なちくわが魚のすり身を主原料とするのに対し、とうふちくわは木綿豆腐と白身魚のすり身をおよそ7対3の割合で混ぜて蒸し上げたもので、真っ白でふわふわとした独特の食感が特徴です。日常の食卓はもちろん、鳥取市中心市街地にある聖神社のお祭りや結婚式などの「ハレの日」にも食べられてきた、鳥取市民にとってのソウルフードといえる存在です。

老舗「ちむら」で味わう、江戸時代から続く伝統の味

鳥取市でとうふちくわの代表的な担い手として知られるのが、慶応元年(1865年)創業の老舗「とうふちくわの里 ちむら」です。初代・千村清次郎が鳥取市元魚町でとうふちくわをつくり始めて以来、160年近くにわたって「豆腐7、魚のすり身3」という伝統の配合を守り続けています。

ちむらでは、自家製の木綿豆腐と水切りにこだわり、豆腐本来の風味とやわらかな食感を最大限に引き出す製法を代々受け継いでいます。
鳥取市河原町布袋の本店には、実際にとうふちくわを手づくりできる体験施設「とうふちくわLab」が併設されており、豆腐7・魚3で配合された生地を練って竹に巻きつけ、こんがりと焼き上げる工程を体験できます(事前予約制、1名1,320円・税込・執筆時点)。できたての一本を味わえば、鳥取県民がなぜこれほどちくわを支持し続けているのか、体感できるはずです。

お取り寄せ・関連リンク

現地に行かなくても、ふるさと納税を通じて鳥取市の名物「とうふちくわ」を自宅で楽しむことができます。

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