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【都道府県ランキング】スポーツドリンクの年間支出額日本一は山口県。その中のNo.1消費地・山口市は、まさに"水分補給大国"だった

2026年8月13日

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【都道府県ランキング】スポーツドリンクの年間支出額日本一は山口県。その中のNo.1消費地・山口市は、まさに"水分補給大国"だった

スポーツドリンクの年間支出額で日本一といえば、いま名前が挙がるのが山口県です。
総務省統計局の家計調査(2023年〜2025年平均、二人以上世帯)によると、県庁所在地である山口市が1世帯あたり年間2554円を支出し、全国の都道府県庁所在市・政令指定都市の中でトップに立ちました。

しかもこの品目、実は毎回顔ぶれが入れ替わる大接戦区。一つ前の調査期間では別の東北の都市が1位を守っていました。
ではなぜ山口市がここまでスポーツドリンクを飲んでいるのか。夏の気候から、地元で根強い野球人気まで、じっくり深掘りしていきます。

山口県がスポーツドリンク年間支出額日本一である理由

総務省統計局が公表した家計調査(2023年〜2025年平均)の品目別都道府県庁所在市・政令指定都市ランキングで、山口市の1世帯あたりスポーツドリンク年間支出金額は2554円。全国トップの座を獲得しました。

この品目はトップ争いがとても激しいことで知られ、山形県がまとめた資料によると、一つ前の調査期間(2022年〜2024年平均)では福島市が2321円で1位、山形市が2263円で僅差の2位につけており、当時の全国平均は1596円でした。
つまり山口市は、直近1〜2年の間にこの僅差の激戦区を勝ち抜いて首位に躍り出た計算になります。それだけ、全国どこの街でも「暑さと運動」への関心が高まっている品目だとも言えそうです。

なぜ山口市がここまでスポーツドリンクを飲むのか。

理由の1つ目は、山口市を含む瀬戸内海側の気候です。
気象庁の平年値によると、山口市の7月は平均気温26.4℃・日最高気温31.3℃・平均湿度78%、8月は平均気温27.4℃・日最高気温32.7℃・平均湿度75%と、蒸し暑い日が続きます。実際、山口県内では熱中症による救急搬送が年間約500件にのぼり、その6割ほどが7月中旬〜8月上旬に集中しています。

理由の2つ目は、地元で根強いスポーツ熱です。
笹川スポーツ財団の調査(2010〜2016年)では、山口県民のプロ野球観戦率は19.15%(全国平均15.81%)、高校野球観戦率にいたっては13.16%と全国平均5.69%の2倍以上を記録しています。

2023年夏の甲子園では、下関国際高校が準優勝を果たし、1985年の宇部商業以来37年ぶりに山口県勢が決勝の舞台に立ったことも大きな話題になりました。汗をかく夏の気候と、部活動・野球観戦を軸にしたスポーツへの熱の高さ。この2つが掛け合わさって、山口県は「水分補給」にお金をかける県民性を育んできたと考えられます。

支出額が多い山口市は、県内消費の映し鏡

家計調査は都道府県庁所在市・政令指定都市の世帯を対象に行われる統計のため、山口県内で細かく市町村別に比較したデータは公表されていません(データなし)。ただし、今回1位となった山口市は県庁所在地であり、県全体のスポーツドリンク消費傾向を映す代表地点と位置づけられます。

山口市は「西の京」とも呼ばれる歴史ある街ですが、スポーツ振興にも力を入れてきた土地柄です。
2011年には「おいでませ!山口国体」として国民体育大会が開催され、これを機に高まった競技への関心や体力づくりの機運を、その後も県の施策として引き継いでいます。県はスポーツ推進条例に基づくスポーツ推進計画を策定し、県民のスポーツ活動への参加を後押ししており、こうした継続的な取り組みが、日常的な運動や部活動を支える土壌になっていると考えられます。

なぜここまで飲むのか?夏の蒸し暑さと部活熱の掛け算

先に触れた気候・スポーツ人気に加えて、行政側の熱中症対策も見逃せません。
山口県は熱中症予防情報サイトを通じて、県内各地の暑さ指数(WBGT)マップをリアルタイムで公開しているほか、学校現場に向けてはWBGT測定器の貸し出しも行っています。夏の部活動中は水分・塩分補給としてスポーツドリンクが積極的に推奨されており、こうした呼びかけが家庭でのまとめ買いにもつながっていそうです。

学校の部活動でも、熱中症対策の基本は「こまめな水分・塩分補給」。
全国的な指針でも、糖分・塩分を含むスポーツドリンクは屋外運動時の水分補給に適した飲み物とされています。高校野球をはじめ部活動が盛んな山口県では、練習後にスポーツドリンクを箱買いする家庭も少なくないのではないでしょうか。

地元で楽しむなら、ご当地飲料にも注目

スポーツドリンクとはジャンルが異なりますが、山口県には地元でしか味わえない清涼飲料もあります。
その代表格が「長州地サイダー」です。山口県産の夏みかん果汁を使った、後味すっきりの地サイダーで、無着色・天然水仕込み。若い世代が「山口の魅力を再発見してほしい」という思いから企画・開発した一本で、桃を使った味も登場しています。

暑い日に部活帰りでゴクゴク飲むならスポーツドリンク、休憩中にご当地気分を味わうなら長州地サイダー。山口県では、こうした「汗をかいたら飲む」文化が、定番飲料とご当地飲料の両輪で根づいているといえそうです。

まとめ

山口県、そして県庁所在地・山口市がスポーツドリンクの年間支出額で日本一になった背景には、単純な偶然ではなく、蒸し暑い瀬戸内海側の夏と、高校野球をはじめとする根強いスポーツ熱という2つの要因が重なっていました。

しかもこの品目は僅差の激戦区で、直近の調査でも顔ぶれが入れ替わったばかり。来年以降のランキングでも、どの街が首位を守るのか注目です。夏に山口を訪れる際は、スポーツドリンク片手に、地元の長州地サイダーもあわせて味わってみてはいかがでしょうか。

出典

家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2023年〜2025年平均)|総務省統計局
「家計調査」における山形市の品目別消費ランキング(令和4年〜6年平均)|山形県
山口(山口県)平年値|気象庁
熱中症対策について|山口県ホームページ
都道府県の運動・スポーツ実施率別データ:山口県(2010〜2016)|笹川スポーツ財団
夏の甲子園準優勝!下関国際高校硬式野球部応援プロジェクト|KAIKA
おいでませ!山口国体・山口大会|山口県スポーツ協会
地サイダー・地ラムネ(長州地サイダー)|全国清涼飲料連合会

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