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【都道府県トリビア】日本一の山・富士山を囲む5市町村、意外なランキング豆知識

2026年7月5日

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【都道府県トリビア】日本一の山・富士山を囲む5市町村、意外なランキング豆知識

「日本一の山」といえば富士山(標高3775.63m)。誰もが知る事実ですが、その裾野を分け合う5つの市町村――富士吉田市・富士宮市・御殿場市・小山町(静岡県駿東郡)・鳴沢村にも、実は知られざる「日本一」級・唯一級のトリビアが揃っています。
今回は富士山そのものの意外な素顔と、隣接する市町村ならではの見どころを深掘りします。

富士山、実は「無県境の私有地」

富士山の山頂は、静岡県でも山梨県でもありません。
八合九勺(3360m)から上は富士山本宮浅間大社(富士宮市)の私有地で、2013年の世界遺産登録時に両県が「境界を定めない」ことで合意したため、行政上どちらの県にも属さない特異なエリアになっています。

山頂には郵便局まであり、住所表記は「静岡県富士宮市粟倉」。さらに山頂の浅間大社「奥宮」では、3カ月前の申込と初穂料10万円さえあれば誰でも結婚式を挙げられ、毎年3組ほどのカップルが山頂ウェディングを実現しています。

富士山そのものだけでなく、裾野を分け合う5市町村にも唯一級のトリビアが眠っている。

5市町村、それぞれの「日本一」級のトリビア

  • 富士宮市:市域の標高差が3,741mあり、日本一標高差のある自治体。山頂から市街地まで一つの市に収まっているからこその記録といえます。
  • 小山町:豊富な湧水を背景に、有名飲料メーカーの採水地に選ばれるほどの水質。水道料金は静岡県内1位、全国でも2位の安さを誇ります。
  • 鳴沢村:村内に「字富士山」という珍しい字名(地名)があり、文字通り「富士山にある村」を体現しています。
  • 富士吉田市:富士登山で最も利用者数が多い「吉田ルート」の起点であり、古代中国の伝説的人物・徐福の墓と伝わる場所もある異色の組み合わせ。
  • 御殿場市:人口8.1万人ながらMaxValuが6店舗(うち3店舗が24時間営業)と、商業インフラの充実度が異例

資源の成り立ち:噴火が生んだ樹海と溶岩の芸術

富士山麓の景観の多くは、平安時代・貞観噴火(864年)に由来します。
北西山腹から2カ月以上流出した「青木ヶ原溶岩」の上に育った森林が、鳴沢村に広がる青木ヶ原樹海です。同村の国道139号沿いには、溶岩が樹木を包んだまま冷え固まってできた「溶岩樹型」が12基現存し、国の特別天然記念物に指定されています(最大は直径1.8m・長さ4.6m)。溶岩の下に閉じ込められた地下水が水蒸気爆発を起こしてできた「スパイラクル(爆発孔)」も、この一帯ならではの観察スポットになっています。

代表的な体験・アクティビティ

  • 登山:富士山には複数の登山道があるが、利用者数トップは富士吉田市を起点とする「吉田ルート」。静岡県側では小山町の冨士浅間神社を起点とする「須走口登山道」も人気。
  • 撮影・絶景巡り:富士吉田市の新倉山浅間公園は、富士山と五重塔を一枚のフレームに収められる定番の撮影スポット。
  • 樹海・溶岩地形の探索:鳴沢村では樹海散策や溶岩樹型・スパイラクルの観察ツアーが楽しめる。
  • 史跡巡り:小山町は「金太郎生誕の地」とされ、町内には金太郎ゆかりの史跡が点在。富士吉田市には、古代中国の伝説的人物・徐福の墓と伝わる場所もある。
  • 神社参拝:富士宮市の富士山本宮浅間大社は全国1300社超の浅間神社の総本宮。山頂の奥宮まで登れば、前述の頂上結婚式という特別な体験も選べる。

人気の宿・周辺スポット

御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレットは、かつての遊園地「小田急ファミリーランド」の跡地に建てられ、園内に残る観覧車はその名残というトリビア付きの人気スポット。御殿場市は人口8.1万人ながらMaxValuが6店舗(3店舗が24時間営業)と商業インフラが充実しており、旅の拠点としても使いやすいのも魅力。

富士宮市は日本一の生産量を誇るニジマス料理が名物で、御殿場市は高原野菜やハム・ソーセージなど畜産加工品の食べ歩きも楽しめます。宿泊は富士五湖エリアや御殿場・富士宮の温泉旅館・キャンプ場が中心で、いずれも富士山ビューを売りにした施設が多くあります。

季節性・アクセス

富士登山シーズンは例年7月上旬〜9月上旬。吉田ルートは山梨県側、須走口は静岡県側からのアクセスが便利で、東名高速(御殿場IC)や中央高速(富士吉田方面)を使えば東京から日帰りも可能。樹海・溶岩樹型観察は年間を通じて楽しめますが、真夏の避暑や紅葉シーズン(10〜11月)も狙い目。頂上結婚式の受付期間は7月15日〜8月15日と限定的なので、体験したい人は早めの計画がおすすめです。

まとめ

日本一の標高を誇る富士山は、山頂の「無県境の私有地」という特異な行政上の存在に加え、貞観噴火が生んだ樹海・溶岩樹型という自然の芸術、そして5つの市町村それぞれが持つ「標高差日本一(富士宮市)」「水道料金全国2位(小山町)」「珍しい字名(鳴沢村)」といった唯一級のトリビアの宝庫でもある。富士山観光は「登る」だけでなく、裾野の市町村を巡って初めて見えてくる意外な一面がある。

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